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松本隆『情熱大陸』

matsuumino.jpg松本隆さんの『情熱大陸』。カッコ良すぎて、鳥肌が止まらない。歌詞のみならず、発する言葉のパンチ力にクラクラ。


松本さんが作り出す歌詞の背景にあるもの。今まで観てきた映画やテレビ、読んだ小説、体験したことすべてが素材になっていると話していました。何かのために何かをするのは不自然だとも。ネタを仕込むために本を読むとか、不純な動機で得た知識からは、不純な作品しか生まない。


私はこれまで趣味だとかハマったものを、どうにかこうにか仕事に繋げています。好きになると本にしたくなる。このおかげで好きだったものへの想いが冷めてしまったり、無趣味と言われてしまうこともあるけど、松本さんの言葉で「間違ってなかったぞ〜い!」と思えました。


それでも仕事柄、やっぱり何かをするために調べたり、知識を増やさなければならないときがあります。それによって興味がわく場合もあるけど、無理をしているときもやっぱりある。そこで突き刺さる、松本さんの「不自然なことを全部消していくと自然になる」というお言葉。くそ〜!染みる〜! 
しょこたんが松本さんと会って、「ネ申ッ!」と雄叫びをあげる気持ちといっしょです。
オマケに親と同世代なのに、仕事以外の時間にネトゲをやったりとか、その若さたるや……やっぱネ申ッ!。


松本さんが1曲の作詞にかける時間は2時間。しかし、その世界に到達するまでに長いときで半年かかるそうです。1曲作り終えるごとに「もうやめたい」「こんな辛い思い、もうしたくない!」と思うほど、しんどいし、逃げたいと。それでもここまで続けてきた理由を尋ねると「本当に言葉が好きなんだよね…」ですって。
 でも、その感覚……私、生意気にもわかります! 私も本を一冊作りおえるごとに「もう作りたくない!」とか思うくらい、しんどい。でも少しするとまた作りたくなるんです。やっぱり本が好きなんでしょうね…。ひゃ〜っ! 私、生意気(by 中山美穂/作詞:松本隆)


▼写真は、私が初めて松本さんとお仕事をさせていただいた、松本隆コンピレーションアルバム『風街少年』『風街少女』のジャケットより。イラストは羽海野チカさん。

Posted by timemachinelabo at 01:36 AM

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