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Coa Graphics Art Works Archive 1998-2008

CGBOOK.jpg私が今の仕事をはじめたのはまだ21歳の学生の頃。インディーズマガジン全盛期。この頃の雑誌業界は今思い返しても本当に面白かった。「TOKION」「composite」「DUNE」「モンスーン」「プチグラ」…etc. 「Olive」もまだあったし、「relax」が復刊されたり、雑誌業界自体が活気だっていたものです。その頃、「Coa」というインディー雑誌を手にした私は、自分たちで編集からデザインまでのすべてをやっているCoa Graphicsの存在を知り、お手伝いをさせてもらいたい!と熱心に手紙を書きました。そして、Coa Graphicsのボスである藤枝さんのもとで本作りのノウハウを学びました。企画出しから、構成・編集・執筆・デザイン・書店まわり・精算まで。独立後、このときに学んだことがどれほど役立っていることか!


現在Coa Graphicsはデザイン事務所として、自身のレーベル・Coa Recordsと共に目まぐるしい活躍を見せています。下北沢でkate cafeというカフェもやっています。そんなCoa Graphicsによる、10年間の仕事をまとめた1st作品集「Coa Graphics Art Works Archive 1998-2008」(ブルースインターアクションズ刊/11月7日発行)が発売されます。
Coa Records作品をはじめ、クラムボン、Spangle call lilli line、FreeTEMPOといったアーティストのCDジャケットなどのビジュアルをまとめた一冊。Coa Graphicsの歴史がココに詰まっています。作品集には、まだ私がいた頃の作品も掲載されていて、嬉しくて涙が出そうです。


私の師匠であり、お父さんみたいな、先生みたいな、恩師みたいな存在の藤枝さん。尊敬できる素晴らしいデザイナーでもありますが、編集者としてのセンスももちろん抜群でした。
また、今の「Coa」を作ってほしいです。今一番読みたい本です。

Posted by timemachinelabo at 04:32 AM

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