放送作家・鈴木おさむさん作・演出の舞台『尋常人間ZERO』(@本多劇場)の千秋楽へ。
主演にはなんと! 今田耕司さん、そして、千原ジュニアさん、上原歩さん(モデル)、小木博明さん(おぎやはぎ)、市川しんぺーさん(猫のホテル)、町田マリーさん(毛皮族)、と豪華な顔ぶれ。
劇団 THEおさむショーを彷彿させる構成でありながら、ベースはサスペンス仕立てとなっている。誰もが自分を"尋常"であると信じ、また"尋常"で居続けようと努力しながら生きている。人が"異常"になるとき、そこには一体何があるのか? 誰もが持っている危険な一面かも知れない。そして、それは意外と突然訪れる。これは儚くも切ない、ひとつの愛の形かもしれない。人が"異常"になっていく様を描いた生々しい展開、胸が締め付けられるような悲しい結末。
おさむさんが作り出す、胸きゅんエッセンスはなぜこうも私のハートに刺さりまくるの? なぜこうも切ない気持ちでいっぱいにさせるの?
観劇後、知人・関係者が溢れかえる会場の中、恥ずかしげもなくボロボロと涙がこぼれだす。あとから込み上げてくる感じがたまらない。新喜劇以外では初見だった今田さんの芝居も素晴らしく良かった。というか、みなさん「さすが!」の一言。もう、大大大満足!!!