先日、6周年を迎えたばかりの渋谷のclub axxicisが建物の老朽化によって、ついに閉店を余儀なくされた。3年前に病気で亡くなった中学からの親友がオープンから携わっていたお店であり、わたしがそこから歩いて3分のとこに住んでたこともあり、営業時間内外関係なく事務所にあそびにいったりしていた思い出の地。またひとつ、大切な場所がなくなってしまう。
というわけで、閉店を見届けようと3DAYS行われたファイナルパーティの最後の最後となる、26日(日)の朝から行ってきた。とはいえ、お酒を飲まないわたしがクラブで何をするのか。そう、地蔵のようにじーっと座って、ウーロン茶を飲みながら、高知名物ミレービスケットをひたすら食べる。かと思えば、泥酔した酔っぱらいどもをなぎ倒しながら、知り合いを見つけて話をする。
で、ふとステージを見ると、不思議な光景が広がる。小学校からの友人、中学校からの友人、文化服装学院時代の友人、大人になって遊んでた友人、いま事務所をシェアしてる友人がステージに立って会場を盛り上げていた。わたしが紹介して繋がったわけでもなく、みんなそれぞれが別々に知り合って友達になっていた。わたしの人生の縮図が真っ昼間のクラブのステージに。
そこに共通するのは亡き友人の存在。彼女がみんなを繋げてくれて、こうして再会する場を与えてくれてるんだと思うと、彼女の分までこの出会いを大切にしなくてはなぁと思う。死んでも偉大なやつだぜ。時間が立てば立つほど、偉大さがわかるってどんだけカッコイイんだよ。ほんとにありがとう。思い出の地はなくなってしまうけど、心にしっかり刻み込んだぜよ。おつかれさまでした、club axxicis SHIBUYA!!!
竹村真奈