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再会


111349300214_e3619419ee.jpgわたしがこの世界に片足つっこんだ21歳の頃、『ヒヨコア』という本を作っていました。それから2年ほどして今度は『FAR』という雑誌の編集長をしておりました。その『FAR』でスチャダラパーの取材をしてくれたのが『モンスーン』という雑誌の編集長だった わたしより1歳年下の異端児・伊藤くん。慶応ボーイのとんがりキッズ。同年代の編集長ということで何かとご縁もあって、よく一緒に遊んでおりました。

当時、伊藤くんの編集者として、文筆家としての才能に惚れる人たちがたくさんいました。わたしもそのひとり。みんなが知っているようなもっのすごい人たちも伊藤くんの動向に注目していたのに、彼は次にやりたいこと、次にくるものを見極めるすさまじい先見の明があって、さっと辞めてしまいます。もったいな〜い!と思ったけど、次に入社した某SNS会社(みんなも入ってたやつ)はあっという間に日本全国に浸透。「さすが」と思っていたわけですが時間の流れの早いネット業界。周囲がそんな伊藤くんを放っておくわけもなく、次に彼が行った先が、この日わたしがお呼ばれしたはてなでした。

数年ぶりの再会にどきどき……。巷でうわさのはてなランチをいただきながら、昔話に花が咲きます。このランチ、栄養バランス抜群のケータリングスタイルで、とってもヘルシー。こんなかもめ食堂みたいなランチを毎日食べられるなんてうらやましい。根津美術館の隣にあって窓からの眺めも抜群だし、いうことナシ。伊藤くんと実りある(?)話をしながら、これから何か一緒にできそうな予感にワクワクしております。

余談ですがわたしにとって、10代・20代の頃の出会いがここにきて強いものになってきていて、偶然の再会が増えてきてます。誰にでも思うことではないけど、「この人とはあのとき会ってなくても結局どこかで出会う運命だったんだろうなー」とか思うことがしばしばあるんです。それくらいご縁がある人とは何度でも関わるきっかけが自然と訪れるんです。いつもそう。不思議だけど、そういう人が何人かいる。男女問わず。
あの人と仕事したいから、会いたいからがんばろう、っていうケースももちろんあるけど、それはここでは置いておいても、GO-BANG'Sの森若さんや地元の先輩でもあるHEMOさん、同じ事務所のメンバーなんかもそう。しばらく会えない日が続いても数年経ってまた一緒に何かをやることになったり。

腐れ縁とかに近いことなのかもしれないけど、思いがけないところや意図しないところから繋がっていったり、共通の趣味や友人がいることがわかったりするんですよね。それが苦手だな〜と思う相手だったり、出会い方が最悪だった人だとしても、そういうことが起こる。そうなったら、そこから逃げず毛嫌いせず、その出会いを大事にしていったほうが楽しいなと思うわけです(変わってしまった電話番号を必死で探して無理やり連絡取ろうとしたりすると大抵ズレが生じて結局離れていく)。逆にすっごい好き〜と思ってもご縁がなくて二度と会えない人もいるんですが……。

でも流れに身を任せての再会とか楽しすぎますよ。次はどんな思いがけない再会があるかな〜。

竹村真奈


Posted by timemachinelabo at 05:12 AM

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