わたしは高校時代から複数バンドを掛け持ちしていた。なのに、なぜかそのうちの2つがGO-BANG'Sのコピバン。そんなパンブラ一丁！みたいな大所帯エロスバンドをやっていたかと思えば、DEATH声ハードコアまで。まあ、DEATH声バンドの話はいいとして……コピバンであるにもかかわらず、図々しくも人生最初で最後のファンクラブまであったため、思い入れもひとしお！　GO-BANG'S解散後も森若氏のソロライブには足繁く通っていたものだ。
　さらに付け加えると、GO-BANG'Sとはまた別に森若さんがやっていたバンド・Ram Jam Worldのダンサー＆コーラスが私の地元の先輩にあたるHEMOさんとさなえちゃんだった。私たちの周辺では、そんなHEMOさんたちの影響もあってか、バンドブームが過ぎ去り、すっかりクラブに入り浸るようになってからもGO-BANG'Sの人気だけは別物であり、一切衰えなかった。みんなが知ってる初期『あいにきて I NEED YOU』以降も益々盛り上がる一方だ。というよりも、ベティちゃんスタイルの森若さん世代ではないかも（意外と後期派）。


というわけで、ライブにはHEMOさん、さなえちゃん、そして高校時代のバンドメンバーであるカイマンらと、『ザ・グレイテスト・GO-BANG'S』発売記念スペシャルライブに行ってきた（大興奮）。
超スペシャ〜ルな夜。解散から数年経ったいま、こうして森若さんがGO-BANG'Sの歌を私たちの前で聴かせてくれる日がくるなんて！　もうすでに泣きそうっす！


森若さんのソロ曲も交えつつ、GO-BANG'Sの『BYE BYE BYE』がはじまる。生で聴くのは初めて！　現代風にアレンジされたあの名曲がいま聴いても心地よい。感動しすぎて泣きそう……。うぅっ我慢だ！　ライブはまだ始まったばかり。『あいにきて I NEED YOU』ではタフセッションの…名前忘れちゃったけど！　タフセッションの方がバイオリンを担当。めっちゃんこカッコイイ。『サマンサ』『ざまぁカンカン娘』『完全犯罪の女』『スペシャルボーイフレンド』『ダイナマイトガイ』『プライバシーゾーン』……。もう無理だぁ〜〜！　20年経ってもカッコイイなんて、カッコよすぎるぅ〜〜〜!!!!!!!　私たちの青春、原点。すべてが詰まっている。
ラストは『エレキ天国』。ズルイよ、ズルイよ。こんなの楽しすぎるよ。これぞ、GO-BANG'S！　ロックだぜ！　ソロ以降の森若さんはわりとしっとり系の曲が多かったけど、あの頃まま見参！



森若香織。わたしが上京して一番最初に街で見かけた有名人でもある。そして、雑誌編集を始めて、一番最初に取材オファーした有名人でもある。私にとって生涯特別な人。これからも応援します！