数年ぶりによさこい祭りにあわせて、故郷・高知に帰省することができた！小学生の頃から、20歳頃まで私も踊り子として、参加していたこの祭りも褪せることなく、高知の夏を大いに盛り上げている。熱いぜ、高知。大規模な祭りカルチャーのないところで育った人には、なかなか伝わりづらい行事ではあるけど、その土地に住む人間にとっては、海よりも山よりも「夏と言えば」的な存在。
前夜祭と後夜祭をあわせて、4日間踊り子たちは高知市内の競演場・演舞場をぐるぐるとまわり、踊り歩く。4日間とも会場となる街や商店街は歩くのもやっとな賑わいを見せる。高知の街がこんなに盛り上がるのはよさこい期間のみ。みんな、どこにいたんだい？と問いただしたくほどの賑わいぶりに、毎度のことながら驚くわけです。
全194チームが参加したよさこい2007。全部は見れなかったけど、賞を受賞したチームのほとんどは堪能！　おととしの原宿スーパーよさこいで見て感動した「京町・新京橋“ゑびすしばてん連」は今年もやっぱり粋で可愛い。はりまや橋をあしらった衣装も地元愛が感じられ、キュンキュンする。「十人十彩」「とらっく」も同様に今年の人気チームのようで、初見だったけど、一気に釘付け。よさこいってこんなにカッコ良かったっけ？ってなくらいにテンションがあがる。

が！　何よりも最高だったのがよさこい大賞の「ほにや」。粋とか、揃った踊りとかは当然のことながら、凝りに凝った鮮やかな衣装から演出までのすべてがパーフェクト！　鳥肌が立つほど、カッコ良かった。「ほにや」の地方社が見えてくると観客たちもそわそわとしだし、デジカメをそそくさ用意しだす。踊りが終わると拍手喝采。ちびっこから、ほろ酔いのおっちゃんまでもがうだる暑さの中で汗をかきながらも、み〜んないい笑顔。そんな一体感もたまらん。そして、狭い高知。よさこい観覧中には知人やら親戚に遭遇。この感じも良い。

結局3日間、よさこい三昧。中央公園にて行われたフィナーレもしっかり見届け、夏を満喫！　よさこいは炎天下のもと行われるため、小雨くらいが気持ちいいんだけど、今年は4日間ともカンカン照りの晴天。かなりの体力が消耗されたであろう踊り子たちを癒すかのようにフィナーレと同時に雨がパラパラ。これまた気持ちいい〜。私もまた踊りたぁ〜い!!!
東京近郊にお住まいの方は、原宿スーパーよさこいで！（2007年8月25日（土）・26日（日）本祭　※雨天決行）

＊写真「京町・新京橋“ゑびすしばてん連」